中古車の痕跡は?

後部の事故は要注意!
ひと昔前のトランクパネルは平面状で、車体の上部を開閉する牽が多かったのですが、現在ではトランクルームの出し入れを容易にするために、車種によっては、後部全体を開くタイプなどさまざまです。開口部が多くなるにつれて、モノコックボディーの強度に与える影響も大きくなるため、トランクパネルには鋼板を使って強度を補強しています。写真のように後部の開口部が.広い草は、事故の衝撃により大きく車が変形していることが考えられるため、まずはモノコックボディーの構成要素であるエンドパネルを入念に点検してみましょう。 工ンドパネルの確認後、車の外装に事故・修復跡がなかった場合も、トランクパネルを聞けてエンドパネルをチェック。写真は正常なものですが、パネルとパネルの湾綾部がいびつであれば、交換の疑いがあります。
下回りは塗装がポイント
後部の点検では、下回りをのぞき込んでみることも大切です。車の下回りでは、おもに塗装跡に注目してください。正常な塗装はゴツゴツの鮫肌状になっていますが、事故による板金修理を行うと、塗装面はツルツルになっています。このように、一度でも事故を起こせば、いたるところに修理跡が残るものなのです。下回りの確認念のために、下回りも点検しておきましょう。もし、下回りに事故の{針変跡を見つけたら、トランクルームまで事故の衝窓が及んだ場合です。下まわりの塗装跡(正常)下回りの塗装跡(異常)正常な下回りの塗装です。通常、下回りは吹き付け塗装(アンダーコート)を施しており、全体は鮫肌状になっています。写真のタイヤハウスは、板金跡と肌面の異常がはっきりわかります。
3.側面の手掛かり
側面の事故の手掛かりとなるドアパネルの外れ。ここまではっきりとズレている場合は少ないのですが、こうなると確実にドアか一つ交換されています。 センタービラーは判断が難しい修復歴のなかで、いちばん確認か灘しいのがセンターピラーで・す。なぜなら、センターピラーの変形、破損は修正機を使って修理されることが多く、その修理跡はそれほどくっきり残るものではありません。さらに、交換ともなれば確認のポイントとなるセンターピラーとルーフパネルの溶接部は、ルーフパネル下のゴムを取り外さないと点検できません。したがって、ドアパネル点横後、リヤ、フロントの 2枚のドアが交換されていたら、営業マンに「ドアが2枚交換されているようだけど、センターピラーは大丈夫なの?」と聞いてみてください。ここで営業マンがひるむようであればセンターピラーに何かしらの手を加えた証拠です。センターピラーは、衝撃を受けると大きく変向車、リヤドアの付け部分です。
センターピラーの修復跡センターピラー中央付近に残っていた、修理跡。事故によるセンターピラーの変形を修復したようです。
2.修復歴を見分けるコツ
点検時に注目したいのが、シーリングとスポット溶接の跡。いずれも新車時には、メーカーの工場の機械を使っているため、シーリングはきれいな直線に、スポット溶接はくっきりとしています。ところが.事故の修理は、手作業やメーカーの工場の機械より劣ったものを用いるため、精度や質感が.異なった修理跡として残るのです。